2018年度事業報告
2018年4月1日から 2019年3月31日まで
1.事業の概要
今年度は、県民ボランティア活動支援センターを長崎県より指定管理を受け、管理運営を行った。その他、引き続き、夢ランドセル事業、新地域支援事業、こどもと貧困に関する事業などを実施した。
■夢ランドセル事業
生活困窮支援として、(株)三菱重工業長崎造船所・(一社)ひとり親家庭福祉会ながさきと協力し、ひとり親家庭及び生活困窮家庭の新一年生にランドセルを贈る「夢ランドセル事業」を実施した。県内54名の新一年生にランドセルを贈った。今年度も、離島で贈呈式を開催し合計約100名の出席があった。
■新地域支援事業
住民互助型支援として、「自分たちの住むまちを自分たちの手で住み続けられるようにしたい!」という住民の思いを形にした住民自身による地域活動の支援を実施した。
生活支援コーディネーター支援、協議体創出支援、新地域支援事業に関するフォーラム講師派遣、居場所づくりに関する支援を行った。
■子どもと貧困に関する事業
子ども食堂運営立ち上げ支援、子ども食堂に関する講師派遣、子ども宅食立ち上げに関する業務、企業と子ども食堂とのマッチング、廃棄物ロス対策企業への支援、各種関係機関・団体からの子どもの貧困に関する講師を派遣した。
2.事業の実施に関する事項
市民活動に係るコーディネーション事業
n 県民ボランティア活動支援センターの運営(指定管理)
県民ボランティア活動に関する情報収集・提供、助言・援助等の支援を行うとともに、県民が主体となって活動を広げていくための拠点として、長崎県から指定管理者として指定を受け県民ボランティア活動支援センターの運営を行った。
(事業支出:15,541千円 担当スタッフ:10名 地域:長崎県)
n 新地域支援事業(生活支援コーディネーター事業など)
各市町でこれから設置を推進していく協議体や生活支援コーディネーターを核にした助け合いのための地域づくりを目指し開催。
アドバイザー数:5市 26件
(事業支出:0 千円 担当スタッフ:2名 地域:長崎県)
n 生活困窮者支援
・「夢ランドセル事業」
ひとり親家庭及び生活困窮家庭の新一年生にランドセルを贈る事業
【実績】
(株)三菱重工業長崎造船所・(一社)長崎市ひとり親家庭福祉会と協力し、ひとり親家庭及び生活困窮家庭の新一年生にランドセルを54名に贈った。
(事業支出:1,318千円 担当スタッフ:3名 地域:長崎県)
・「子ども食堂ながさき」への事業協力
子ども食堂運営サポートを実施した。
(事業支出: 0千円 担当スタッフ:2名 地域:長崎市)
市民活動に係る相談・コンサルテーション事業
n 子どもと貧困に関する事業
子ども食堂運営立ち上げ支援
直接相談:23件 電話:42件 メール:5件 合計 70件
(事業支出:20千円 担当スタッフ:2名 地域:長崎県)
n 講師派遣事業
研修会や講演会などへの講師派遣
【実績】
対馬市生活支援コーディネーター研修および住民向け座談会
(事業支出:170千円 担当スタッフ:1名 地域:長崎県)
市民活動に係る人材育成
コミュニティ財団設立準備事業
【実績】
コミュニティ財団について、目的やあり方、設立のための会員向けの勉強会を行った
8月27日、12月10日、2月4日に実施
(事業支出:15千円 担当スタッフ:3名 地域:長崎県)
市民事業に係る調査研究事業
【実績】
対馬市社会福祉協議会と連携し、長崎県立大学大田准教授の協力のもと「助け合い活動ニューズ調査」を対馬市全島75歳以上の5,803名のうち4,572名に対し実施した(この差は、入所・入院・転居)調査したデータを元にクロス分析をかけた。その内容を元に、島民へ「本当に必要な助け合い」報告会を2019年度実施予定。
また、対馬市の子ども達が、島を出て行く際「出て行きたいない!でも働く場所がない」という思いを聞き、中学生から将来のキャリア形成を考え、島内の隠された職場の発掘・紹介をするために、座談会や調査を行い「15歳のハローワークin対馬」の冊子を作成し、厳原・美津島の中学校600人に対し配布を行った。今後は、その冊子を元に座談会をおこない、中学生が小学生のために考えるキャリア形成の場づくりとして「キッザニアIN対馬」を対馬市社会福祉協議会と連携し実施する予定。
(事業支出:264千円 担当スタッフ:5名 地域:対馬市)
2.会計報告書類(活動計算書・貸借対照表・財務諸表・財産目録)