2015年度事業計画
基本方針
子どもたちの夢を実現できる社会へ
任意団体として活動を開始し6年、昨年度はNPO法人化を行った。これまで行ってきた事業を通じて培ってきた様々なネットワークを活用して数少ない長崎県のNPOの中間支援組織としてNPOを支援していく。
法人化して、2年目である2015年度は、従来の取り組みを継続しつつも、新規事業の企画段階から事業実施への第1歩を踏み出すための年とする。 まずは、事業全体の再点検と新事業実現のための基盤の強化を図る。
中期目標としてこれからの5年間、以下の3点について重点的に取り組む。特に新規事業については、企業を含む他セクターとのとネットワークを構築しながら事業を推進していく。
① 中間支援能力の強化
② 地域ネットワークの強化(住民互助活動支援)
③ 生活困窮者への支援強化
特に、貧困家庭に育つこどもたちが夢を実現できるような学習支援、ボランティアコーディネート、組織運営として自主財源の確保と安定化に向けた取り組みは2015年度の大きな目標となる。
特定非営利活動に係る事業
■中間支援能力の強化 ※地域との絆を深めるための事業
① 市民活動に係るコーディネーション
NPOのほとんどが活動資金・人材・情報などが不足しておりその悩みは尽きない。しかし、長崎県のNPO中間支援は非常に脆弱であり相談するところも少ない。
私たちは、長崎県の中間支援組織として、NPO・ボランティア活動のあらゆる相談に応じ、同じ視点・立場で協力しながら課題解決を進めていく。さらに、定期的にケース会議を実施し総合的な解決力を育んでいく。今後は長崎市外への相談対応機能も強化していく。
事 業 内 容 |
実施日 |
実施 場所 |
受益 対象者 |
支出見込 (千円) |
NPO・ボランティア活動者等への相談対応 |
通年随時 |
長崎県内 活動現場 |
※1 |
20 |
地縁組織・企業・組合等への相談対応【新規】 |
通年随時 |
長崎県内 活動現場 |
※1 |
10 |
※1 NPO・ボランティア活動者、企業等のCSR担当者、今後活動を考えている方など
② ボランティアコーディネート
ボランティアを始めたいが、どのように参加すればわからない方へ向けてコーディネートを行う。
例として下記の内容が考えられる。
Ø 野外キャンプの企画・運営のサポートをする
Ø スポーツクラブや音楽活動で自分の趣味や特技を活かす
Ø 国際交流として、ホストファミリーになる。フェアトレードの商品を買う
Ø 登下校の見守り、教室で授業のサポートをする
Ø 市民活動団体のホームページを作る。事務ボランティアをする。
事 業 内 容 |
実施日 |
実施 場所 |
受益 対象者 |
支出見込 (千円) |
ボランティアコーディネート |
通年随時 |
長崎県内 活動現場 |
※1 |
10 |
※1 NPO・ボランティア活動者、今後活動を考えている方など
④ 市民活動に関するコンサルテーション事業
研修会や講演会などあらゆる機会を通し、NPO・ボランティアの社会的認知を広めていく。さらに、市民活動団体の自立持続的な運営支援に向けて次世代のリーダー養成の視点も意識して、企画・実施していく。
事 業 内 容 |
実施日 |
実施 場所 |
受益 対象者 |
支出見込 (千円) |
研修会・講演会等への講師派遣 |
通年随時 |
長崎市 |
※1 |
5 |
研修会・講演会等の企画・運営【新規】 |
通年随時 |
長崎市 |
※1 |
10 |
※1 NPO・ボランティア活動者、企業等のCSR担当者、今後活動を考えている方など
⑤ 市民活動に係る情報提供事業
インターネットを活用し、市民活動団体が情報収集・発信を効果的・効率的に行えるよう事業を実施します。ホームページの運営、フェイスブックを活用し情報発信を行う。
事 業 内 容 |
実施日 |
実施 場所 |
受益 対象者 |
支出見込 (千円) |
ホームページの作成・運営【新規】 |
通年随時 |
長崎市 |
不特定多数 |
5 |
フェイスブックでの情報発信【新規】 |
通年随時 |
長崎市 |
不特定多数 |
5 |
⑥ 市民活動に係る人材育成事業
人々の意識の変化に対応したライフスタイルの提案として、普段の職場・家庭に加えNPOやNGO、地域活動へ参加し、多様な人々とつながりながら社会貢献していく意義や豊かさと楽しさを伝える。
これからの活動の中心を担っていく若い世代とともに、リーダー養成やネットワークづくりなどを推進することを通じて、次世代のNPOのための基盤づくりを行っていく。
プロボノ支援。各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するためのボランティア活動の機会を提供する。
事 業 内 容 |
実施日 |
実施 場所 |
受益 対象者 |
支出見込 (千円) |
NPO・ボランティア学習会 |
毎月1回 |
長崎市 |
20名 |
30 |
ファンドレイジング入門講座【新規】 |
2回 |
長崎市 |
20名 |
50 |
プロボノ支援【新規】 |
通年随時 |
長崎市 |
※1 |
20 |
※1 今の仕事は続けたい、しかし、自分のスキルを社会のために役立てたい方
■住民互助型支援事業 ※地域との絆を深めるための事業
① 生活支援コーディネーター
地域の実情を聞き取りながら、長崎県内各地での生活支援コーディネーター学習会の開催を支援する。組織化支援も実施
事 業 内 容 |
実施日 |
実施 場所 |
受益 対象者 |
支出見込 (千円) |
生活支援コーディネーター事業 |
通年随時 |
長崎県内 活動現場 |
※1 |
○ |
※1 NPO・ボランティア活動者、今後活動を考えている方、地域住民、高齢者
② 企業の社会参加の促進
CSRは企業の成長戦略となり、社会貢献したほうが社員のモチベーションは上がる。さらに、社員も地域住民の一人である、地域が暮らしやすければ仕事もしやすい環境である。そのため、従業員に対し、その住む地域において社会参加活動を行うよう勧める 例として下記の内容が考えられる。
Ø 企業へ各種社会参加活動の情報を提供する。
Ø 社会参加のための研修会を開催する。
Ø 企業のOB会等において、社会参加活動をするように勧める。(コーディネート)
事 業 内 容 |
実施日 |
実施 場所 |
受益 対象者 |
支出見込 (千円) |
企業の社会参加の促進【新規】 |
通年随時 |
長崎県内 活動現場 |
※1 |
○ |
※1 NPO・ボランティア活動者、企業等のCSR担当者、今後活動を考えている方など
■生活困窮者への支援強化 ※次世代への架け橋のための事業
① 家計相談支援員養成研修
生活困窮者の多くが家計に関する問題を抱えている。家計に関する問題を丁寧に捉えることを通じて、家族の育児・看護・介護、家族・知人等とのトラブル、うつ症状、依存症等の病気、障がいの疑い、DVや虐待等の課題が把握されることも多い。家計相談支援は相談者が自分の家計を理解し、「自ら家計を管理しよう」という意欲を高めるという極めて生活の基本となる支援を提供することを目的として実施する。
事 業 内 容 |
実施日 |
実施 場所 |
受益 対象者 |
支出見込 (千円) |
家計相談員支援員養成研修 |
全○回 |
長崎県内 活動現場 |
※1 |
10 |
養成研修の定員は15名程度を予定
※1 ひとり親家庭世帯及び生活困窮者世帯
② 学習支援事業の事業計画及び準備
ひとり親家庭の児童は、精神面や経済面で不安定な状況におかれていることにより、学習や進学の意欲が低下したり、充分な教育が受けられず、児童の将来に不利益な影響を与えかねない。このような貧困の連鎖を防ぐため、ひとり親家庭児童の学習や気軽に進学相談等を受けることができる支援事業を実施。講師には、年齢が近い新入社員や学生ボランティアを募る。(相談や話が合う)
事 業 内 容 |
実施日 |
実施 場所 |
受益 対象者 |
支出見込 (千円) |
ひとり親家庭等学習支援塾 |
毎週土曜日 ○時~○時 |
長崎市 |
※1 |
○ |
※1 ひとり親・生活困窮者家庭の児童 小中学生 5~10名
③ ひとり親家庭交流事業
ひとり親家庭の親は、子育てと生計の担い手で、多くの方が様々な悩みを抱えている。ひとり親家庭等の方が、お互いに悩みを打ち明けたり、相談し合う場を設け、交流や情報交換を行うイベント(バスハイク・芋ほり・クリスマス会等)を開催。
ひとり親家庭の方への理解を深め、さまざまな形で支援していけるように、ひとり親家庭を支援したい方や企業の方などの参加を募る。
事 業 内 容 |
実施日 |
実施 場所 |
受益 対象者 |
支出見込 (千円) |
ひとり親家庭交流事業【新規】 |
年3回 |
長崎市 |
※1 |
○ |
※1 ひとり親家庭の親子